僕はバセットホルンを演奏する際にエンドピンを使わずストラップで演奏しています。もうかれこれ十数年は普通の既存のものを使っていました。
楽器自体にあれだけの重量がありますし低音域では右手親指も酷使します。それを首にかけたストラップで吊るして奏するのは相当大変なものですが、まあこんなものだと思ってやっていました。
そんなある時に仲間のファゴット奏者に愛用のブレステイキングのストラップのことを紹介してもらったのです。あの重く大きくフィンガリングの難しいファゴットを演奏する際の軸になっているストラップは大事なアイテムであることを知らされました。そんなヒントをもらって自分でブレステイキングを使ってみると…びっくりでした。首の負担がなくとても演奏しやすい…どころではないですね。僕には身体の前でバセットホルンが宙に浮いてくれているぐらいの感覚になりました。あと使いやすさだけでなく大切な楽器の一部として、とても質の高い素材で造られていることも愛用する理由のひとつです。
ブレステイキングのストラップはそのビジュアルでサクソフォン奏者の方たちが皆さん使われているので以前から知ってはいましたが、これだけ考え抜いて造られた究極のアイテムだから奏者に浸透しているんだということをあらためて感じました。
以前はリサイタル終盤になると右手の疲労によりメカニックが怪しくなり、打ち上げではお箸が持てずに左手でフォーク、というのがお決まりになっていましたが、それがクラリネット奏者の宿命…と無理矢理受け入れておりました。
2018年にブレステイキングのクラリネット用が発売されるにあたり試奏させて頂きましたが、重さが劇的に軽減されるだけでなく、他のストラップでは諦めていた自由な動き、自然な呼吸、豊かな響き全てを実現してくれました。
今では長時間の練習、リハーサル、そして本番終了まで、妥協のないパフォーマンスをサポートしてくれる最高の相棒となっています。
少しでも手や腕に違和感があるクラリネット奏者には是非試して頂きたいストラップです。
私がブレステイキングに出会ったのは2016年、右半身に違和感を感じた時でした。
なるべく右手に負担をかけないようにと、色々とストラップを試した結果、強制的にくわえさせられるのでもなく、緩すぎることもなく、いや、むしろストラップを使わない時よりも、自分の理想とするポジションに楽器をすんなりと収めてくれたのが、ブレステイキングのストラップでした。
右手への負担の軽減という効果はもちろんのこと、最も驚いたのは、予想をしていなかった『ストラップを使うと楽器の響きが豊かになる』という実感をもたらしてくれた事です。
奏者は、身体や楽器に何かしらの不具合があったとしても、それに囚われることなく音楽に集中しているものです。
つまり、知らず知らずのうちに、身体にストレスを掛けていたとしても、それが普通だと認識しているかもしれない・・・
ストラップという選択肢が長らく無かったクラリネット奏者にとっては、尚のことでしょう。
ブレステイキングを使ってみて、どれだけ身体に負担を掛けていたのか、知ることとなりました。
そしてこのストラップと共に演奏すると、より自由な翼を広げて音楽の世界を羽ばたくことができることをいつも感じています。
皆さんも、ブレステイキングのストラップで自由な翼を是非手に入れてください。
これまでストラップは右手親指で楽器を持ち上げるクラリネットの構え方とは相入れないツールだと思っていました。
楽器の重量化や経年による右手への負担増もありストラップも色々試しましたが、吊り下げる事での首への負担や開放の音を吹く時にひもが左手に干渉する事など、ブレステイキングに出会うまでは効果的と感じた事がありませんでした。
このライザプレミアムは上記の問題を解決し、特にラップリフトを装着すれば首への負荷はまるで感じる事なく、指かけに取り付けるブレステイキング・サムもその形状からか安定して楽に楽器を支える事が出来るようになりました。(何十年もあった右手親指のタコはほとんど無くなってしまいました)
身体への負担軽減はもちろんですが、何より驚いたのは音の「響きが増した」事です。負担が軽減した事で身体全体がより良く響くようになったのか、ストラップの材質や形状が身体や楽器に共鳴し響きを増幅させているのか、その両方なのでしょう、大ホールで大人数のオーケストラの中で演奏する自分にとって、この「豊かな響き」を得られた事は何にも代え難い大きな収穫です。
楽に楽器を演奏する事ができ、更に身体や楽器が持っている本来の響きを最大限に引き出してくれるブレステイキングのストラップは、自分と楽器を繋ぐ最高のアイテムです。
小村さんにクラリネット用ストラップをお願いしたのが6年ほど前のこと。
まだあの頃は紐が固定で色々試行錯誤していたと思います。あれからしばらくして名古屋でのサキソフォンフェスティバルのブースでお見かけし、 新しいクラリネット用を試着させてもらいその進化にビックリ。
あれから様々なクラリネット奏者の意見も取り入れつつ、元々のブレステイキングの持ち味を十分に出していると感じました。身体への楽器の重さはほとんど感じず右腕の負担も軽減します。
特にA管の長時間の演奏にもいいと思いました。
バスクラリネットの立奏はエンドピンが主流で自由さにかけると思っていましたが、 身体にフィットするバスクラリネット用は自由且つよく響きとてもお気に入りです。
驚くべきはコントラアルトの立奏も可能になりました! 是非お試しください。